『「断熱」が日本を救う』への掲載

ジャーナリスト高橋真樹さんの最新著書『「断熱」が日本を救う』
行政や業界の怠慢によって引き起こされた寒くて暑い日本の住宅。それによって発生しているエネルギーや健康上の問題を網羅しています。
また長年にわたる取材でどうすれば良いのか、国内海外の具体的な事例豊富で大変参考になります。
これから家を建てる建てないに関わらず、社会課題としての断熱をおさえるため必読の書です!!

私たちのプロジェクト「作り手たちのアトリエ」についても取材いただき、空き家問題、断熱リノベについてや、やってみて感じたことなど4ページにわたって書いていただきました。

自社が取材されたとか関係なく、内容が最高におすすめできます。ぜひ読んでみてください。

断熱改修はじめの一歩(長野県上田地域振興局)

1/20に長野県上田地域振興局主催で「断熱改修はじめの一歩」というイベントが開催されました。

講演

そのものずばり「断熱改修はじめの一歩」というタイトルで、断熱とは何か、どうして家が寒いのか、どう改善すればよいのかと事例を講演しました。

あいにく大雪が警戒される悪天候のなかでしたが、たくさんの方にご参加いただきました。やはり、ほとんど全ての方が寒い家に悩んでいるようです。住まいは昭和一桁の古民家から築20年くらいの2×6や高気密高断熱住宅まで様々でこれは国民的な問題だなと感じました。


講演後にたくさんの方が話しにきてくれたのですが、上田だけでなく北信や中信の方もいました。リノベをしてもらったのに寒いという方も複数名おり、気流止め無い感じの症状です。長野県は北海道のような家作れる会社が本当に少なかったので、リフォーム済みでもストックの状況は悪いです。

第1部は私の講演と、上田の工務店クボケイさんによる「ホームセンターで売っている内窓キット設置のツボ」プロから、取扱説明書には書いていないけどあったほうがいいものや気を付ける点などのレクチャーがありました。

そしてワークショップ

第2部はクボケイさん指導のもと、アルミで寒い会議室に参加者がホームセンターで売ってる内窓キットDIY!役所でこのようなワークショップができるとは、長野県すごいです。

性能的にはメーカーの内窓と比べようも無いですが、説明を聞いた直後に自分たちの手で作ると断熱への理解が進むという声が聞かれました。初めましての人たちが家の寒い場面などを話しながら共同作業して、打ち解けて行くのもいい感じでした。

完成後に開けてみて冷輻射を体感し、またサーモグラフィで撮影してみて違いを実感することができました。